初心者向け 住宅ローン基礎講座

自己資金はどれくらい必要?

自己資金はどれくらい必要?の挿絵1自己資金はよく「頭金」とも言われます。住宅ローンを活用して住宅を購入する場合、住宅の購入資金は下記のような式で求められます。

住宅購入資金 = 自己資金 + 住宅ローン金額

つまり自己資金が多い少ないで住宅ローンの金額が増えたり減ったりします。住宅ローンは借金なので、多くの人はなるべく少ないほうがいいと思うようです。そのためどれくらいの自己資金にすればいいか悩まれる方が多くいらっしゃいます。

例えば4,500万円の住宅購入を検討されている方が貯金を1500万円持っているとします。この方は500万円を頭金に入れて4,000万円の住宅ローンを組むことを検討できますし、金利のつく借金である住宅ローン金額を少なくするために1500万円頭金に入れて3000万円の住宅ローンにすることもできます。

では自己資金はどれくらいの金額にするのが妥当なのでしょうか。よく住宅ローンについて書かれている書籍を読むと「購入金額の20%程度が妥当」と書かれているものも多く見受けますが、それが正しいのでしょうか。

自己資金はどれくらい必要?の挿絵2結論から言いますと自己資金を決める際に大事なのは、住宅購入後の「返済計画」になります。つまり、返済計画がしっかりしていれば自己資金はゼロでも問題ありませんし、逆に自己資金を多めに入れても、住宅購入後の返済計画がきちんとしていないといい形での購入にはなりません。

自己資金を多く入れることは手元資金がなくなり、家計の資金繰り、つまりキャッシュフローが悪化することになります。キャッシュフローが悪化すると、収入ダウン、お金のかかる大きな病気、震災被害などの大きな資金需要が発生したときに手元資金がなくて対応できない家計リスクが高くなることが想像されます。

自己資金を多く捻出することは家計リスクを高めると言うことを考えた上で金額を決め、自己資金の額だけでなくその後の返済計画にもフォーカスして検討することをお勧めします。

プロフィール 山本 俊成
1996年慶應義塾大学経済学部委卒業後、株式会社三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)入社。2003年外資系保険会社AIGスター生命保険会社入社。2005年総合保険代理店株式会社ウィッシュ入社。2008年FP事務所ファイナンシャル・マネジメント設立。2010年株式会社ファイナンシャル・マネジメントに法人化。
個人・法人に対し銀行と保険会社に勤めていた経験をフルに生かした実務的なコンサルティングを行う。
最近は海外を絡めたコンサルティングにも力を入れる。
山本 俊成

初心者向け住宅ローン基礎講座 記事一覧

  1. 住宅購入のコツ
  2. 住宅ローンとは?
  3. 資金計画をよく考えよう
  4. 自己資金はどれくらい必要?
  5. 金利の種類 固定金利タイプ
  6. 金利の種類 変動金利タイプ
  7. 返済計画を考えよう
  8. 返済方法の種類
  9. 担保は必要?
  10. 保証人や保証料とは?
  11. 審査のポイント
  12. もしものときの保険に関して 団体信用生命保険
  13. もしもの時の保険に関して 火災保険、地震保険
  14. ボーナス併用返済

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